Redmineのインストール
必要な環境
OS
RedmineはたいていのUNIX, Linux, Mac, Windowsシステム等、Rubyが利用可能なシステムで実行できます。
RubyおよびRuby on rails
Redmineの各バージョンで必要となるRailsのバージョンは以下の通りです。
| Redmineのバージョン | Ruby | Rails | Rack |
|---|---|---|---|
| 1.3.x | ruby 1.8.6, 1.8.7 | Rails 2.3.14 | Rack 1.1.1 |
| 1.2.x | ruby 1.8.6, 1.8.7 | Rails 2.3.11 | Rack 1.1.1 |
| 1.1.x | ruby 1.8.6, 1.8.7 | Rails 2.3.5 | Rack 1.0.1 |
| 1.0.x | ruby 1.8.6, 1.8.7 | Rails 2.3.5 | Rack 1.0.1 |
| 0.9.x | ruby 1.8.6, 1.8.7 | Rails 2.3.5 | Rack 1.0.1 |
| 0.8.x | ruby 1.8.6, 1.8.7 | Rails 2.1.2 |
Redmineの公式リリースはvendorディレクトリ以下に必要なバージョンのRailsが含まれています。したがって、Ruby on Railsを別途インストールを行う必要はありません。適切なバージョンのRuby、RubyGems、Rake、Rackがインストールされていれば問題ありません。
ソースコードをRedmineのリポジトリからチェックアウトした場合は、以下の手順で適切なバージョンのRailsをインストールしてください:
gem install rails -v=2.3.11
Rackもインストールします。
gem install rack -v=1.1.1
注意:
- Ruby 1.9には対応していません。 上記の表に示したバージョンのRuby 1.8.xをインストールしてください。
- RubyGems 1.3.7以上が必要です。
- Rails 2.3.5(Redmine 0.9〜1.1で必要)はRubyGems 1.5.0以降がインストールされていると利用できません。それより古いバージョンのRubyGemsを使用してください。
- Rails 2.3.11(Redmine 1.2で必要)はRubyGems 1.7.0以降がインストールされていると利用できません。それより古いバージョンのRubyGemsを使用してください。
- Rake 0.8.7以上が必要です(ただしrake 0.9.xはRailsが対応していません)。
- Rack 1.1.xが必要ですが、1.1.0は #8416 で報告されたバグがあります。他のバージョンではデータベースマイグレーションが失敗します。
- Mongrel 1.1.5 needs a patch attached to #7688 to work fine with Rails 2.3.11. In case of upgrade, another issue may appear for some time after migration (#7857).
- Redmine 1.0.5以降ではI18n 0.4.2が必要です。
- Rails 2.3.14 is a minor security release known to work fine with Redmine 1.2.x series (except for previous point) and can be used as a replacement for 2.3.11 (read config/environment.rb first).
データベース
- MySQL 5.0以上 (推奨)
- MySQLのC bindingをインストールしてください。劇的にパフォーマンスが改善します。
gem install mysqlを実行すればインストールできます。
- MySQLのC bindingをインストールしてください。劇的にパフォーマンスが改善します。
- PostgreSQL 8
- データベースの日付形式がISO(PostgreSQLのデフォルト)であることを確認してください。次のSQL文で設定できます:
ALTER DATABASE "redmine_db" SET datestyle="ISO,MDY"; - PostgreSQL 8.4.0 と 8.4.1 に存在するバグがRedmineの動作に影響を及ぼします。(#4259, #4314) PostgreSQL 8.4.2では修正されています。
- 次のいずれかのコマンドを実行してRuby用のPosgreSQLアダプタをインストールしてください。
gem install postgres-prgem install pg(works with SSL connections, may need development libraries/packages for your OS before it will compile)- Ubuntu OS: development libraries can be installed with (or similiar): sudo aptitude install libdbd-pg-ruby1.8
- データベースの日付形式がISO(PostgreSQLのデフォルト)であることを確認してください。次のSQL文で設定できます:
- SQLite 3
オプション
- バージョン管理システム(svn等)のバイナリ(リポジトリ閲覧用、PATHが通っていなければなりません)。利用可能なバージョン管理システムや動作条件については 「リポジトリの設定」 をご覧下さい。
- RMagick (ガントチャートのPNG形式でのエクスポートで使用)
- Ruby OpenID Library (OpenIDによる認証を使用する場合) [OpenIDはtrunkと0.9-devのみで利用可能] バージョン2以降
Redmineのバージョン
通常は最新のリリース版のRedmineをインストールしてください。Redmineは現在6ヶ月ごとに新しいバージョンがリリースされており、リリース版はたいへん実用的でかつ安定しています。RubyおよびRailsに精通しているのでなければ、trunkバージョンのRedmineの利用は*おすすめできません。* trunkバージョンは正常に動作しないこともあります。
インストール手順
1. Redmineのアーカイブを ダウンロード し展開するか、svnリポジトリからチェックアウトしてください。
2. 空のデータベースとそのデータベースに接続するためのユーザー(例: redmine )を作成してください。
MySQLの場合:
create database redmine character set utf8; create user 'redmine'@'localhost' identified by 'my_password'; grant all privileges on redmine.* to 'redmine'@'localhost';
PostgreSQLの場合:
CREATE ROLE redmine LOGIN ENCRYPTED PASSWORD 'my_password' NOINHERIT VALID UNTIL 'infinity'; CREATE DATABASE redmine WITH ENCODING='UTF8' OWNER=redmine;
3. config/database.example.yml をコピーして config/database.yml を作成してください。 config/database.yml を編集し、"production"環境用のデータベース設定を行ってください。
MySQLの場合の例です:
production: adapter: mysql database: redmine host: localhost username: redmine password: my_password
MySQLを標準のポート(3306)以外で実行している場合は以下のような設定となります:
production: adapter: mysql database: redmine host: localhost port: 3307 username: redmine password: my_password
PostgreSQLを使用する場合の例(デフォルトのポート):
production: adapter: postgresql database: <your_database_name> host: <postgres_host> username: <postgres_user> password: <postgres_user_password> encoding: utf8 schema_search_path: <database_schema> (default - public)
4. セッションストア秘密鍵を生成してください。
rake config/initializers/session_store.rb
5. データベース上にテーブルを作成してください。Redmineのインストールディレクトリで下記コマンドを実行します。
RAILS_ENV=production rake db:migrate
これによりテーブルとRedmineの管理者アカウントが作成されます。
もし次のエラーが発生した場合、libopenssl-ruby1.8が必要です。
Rake aborted! no such file to load -- net/https
Ubuntuの場合、以下のコマンドを実行してください。
apt-get install libopenssl-ruby1.8
6. 下記コマンドを実行し、デフォルトデータをデータベースに登録してください:
RAILS_ENV=production rake redmine:load_default_data
この手順の実行は任意ですが 強く推奨されます。 デフォルトのロール、トラッカー、ステータス、ワークフロー、列挙項目がロードされます。
7. パーミッションの設定
Windows上で実行する場合はこの手順は省略してください。
Redminを実行するユーザーは次のディレクトリに対して書き込み権限が必要です: files, log, tmp (tmpが無ければ作成してください)。
mkdir tmp public/plugin_assets sudo chown -R redmine:redmine files log tmp public/plugin_assets sudo chmod -R 755 files log tmp public/plugin_assets
8. WEBrickによるwebサーバを起動して、インストールができたかテストしてください:
ruby script/server webrick -e production
WEBrickが起動したら、ブラウザで http://localhost:3000/ を開いてください。Redmineのwelcomeページが表示されるはずです。
注意: Webrickは通常は開発時に使用すものであり、通常の運用には適していません。動作確認以外には使用しないでください。本番運用においてはPassenger (mod_rails) や mongrel の利用を検討してください。
9. デフォルトの管理者アカウントでログインしてください。:
- login: admin
- password: admin
「管理」画面でアプリケーションの設定を変更できます。
ログの設定
Redmineはデフォルトでは:infoレベルのログをlogディレクトリに記録します。サイトの利用状況によってはファイルサイズが大きくなるので、ログファイルが無制限に大きくならないようログのローテーションを行うことを検討してください。logrotateのようなシステムユーティリティを使用するか、config/additional_environment.rbによりローテーションが行えます。
後者の方法でローテーションを行うには、config/additional_environment.rb.exampleファイルをコピーしてconfig/additional_environment.rbファイルを作成し、下記の行を追加してください。loggerのデフォルトのログレベルはLogger::DEBUGであり大量の情報が記録されるので、明示的にLogger::INFOレベルに設定する必要があるので注意してください。
#Logger.new(PATH,NUM_FILES_TO_ROTATE,FILE_SIZE) config.logger = Logger.new(config.log_path, 2, 1000000) config.logger.level = Logger::INFO
SMTPサーバの設定
config/email.yml.example をコピーして config/email.yml を作成して編集を行い、SMTP設定を適宜調整してください。
設定例は メールの設定 を参照してください。
設定変更後は必ずサーバを再起動してください。
バックアップ
以下をバックアップしてください:
- データ (Redmineのデータベースに蓄積されています)
- 添付ファイル (Redmineのインストールディレクトリのfilesディレクトリ以下)
簡単なバックアップスクリプトの例を示します (mysqlを使用している場合):
# Database /usr/bin/mysqldump -u <username> -p <password> <redmine_database> | gzip > /path/to/backup/db/redmine_`date +%y_%m_%d`.gz # Attachments rsync -a /path/to/redmine/files /path/to/backup/files
Windows環境でのインストール
RubyInstaller をインストール後、スタートメニューから「Start Command Prompt with Ruby」を実行してください。
開いたコマンドプロンプト内で、前述の手順を実行してください。
ただし、一部のコマンドはそのままではWindows上では実行できませんので次のように変更してください。
変更前:
RAILS_ENV=production rake db:migrate RAILS_ENV=production rake redmine:load_default_data
変更後:
set RAILS_ENV=production rake db:migrate rake redmine:load_default_data
データベースにMySQLを使う場合は次のコマンドを実行してMySQLのgemをインストールしてください。
gem install mysql
場合によってはlibmysql.dllをruby/binディレクトリにコピーすることが必要です。libmysql.dllはどれでもよいわけではありません。次のURLのものが動作するようです。
http://instantrails.rubyforge.org/svn/trunk/InstantRails-win/InstantRails/mysql/bin/libmySQL.dll
MySQL 5.1とRails 2.2以上の組み合わせにおける問題
最新のバージョンのMySQLを使っている場合、次のようなエラーが発生することがあります。
!!! The bundled mysql.rb driver has been removed from Ruby 2.2
そして "gem install mysql" を実行すると大量のエラーが発生します。rakeタスクの実行もすぐに失敗します。
この問題を解決するにはInstantRails projectから以下のDLLをダウンロードし、\Ruby\bunディレクトリにコピーしてから再度rakeコマンドを実行してみてください。
http://instantrails.rubyforge.org/svn/trunk/InstantRails-win/InstantRails/mysql/bin/libmySQL.dll
手作業でのインストール以外の方法
インストール作業を簡略化できるサードパーティのAll-in-Oneインストーラも提供されています。 ダウンロード ページを参照してください。


